保護者の皆様へ
お子さんが建設業への就職をお考えの保護者の皆様へ
はじめまして 私はアイテスの代表を務めます井田達也と申します。
弊社に興味をお持ちいただき誠にありがとうございます。
お子さんが初めて就職する場合、保護者の皆様も非常にご心配なさるかと存じます。
私自身3人の子を持つ親であり、ご心配に対し何かお応えできないかと思いこのようなページを設置いたしました。
大切なお子さんをお預かりするにあたり、かつて3K「きつい、汚い、危険」と呼ばれた建設業であることから様々なご心配もあるかと存じますが、現在の建設業は過去の建設業と比べ大きく変わっています。
「きつい」
現在の建設業の現場業務の主力はバックホウなどの機械施工です。
昔ほど体を酷使するような作業は無く、「きつい」ということはありません。
また、監督業のメインは現場管理です。施工の写真を撮ったり、測量や安全管理を行ったりすることがメインですので体力を求められることは少ないです。
しかしながら、屋外工事がほとんどですので、夏期は暑さとの戦いでもあり「きつい」こともあります。
弊社周辺は山間地で市街地に比べ2~3℃低いのですが、それでも夏期は30℃を超えます。
弊社では、暑さの緩和及び熱中症対策のために「空調服」や「ドリンク」の無料支給、現場事務所にエアコンを完備するなど他にも様々な対策を行っています。
労働時間においては監督の月平均残業時間は11.4時間ですが、若い職員ほど残業が多いという傾向となっています。ここについては今後も改善が必要です。
最近では若手監督が一人で悩まないよう監督を2チームに分け、チーム単位で工事に挑むよう、組織変更しています。
「汚い」
現場で作業する際には汚れます。土を触る作業をすれば土が付き、木を切れば体に木屑をかぶることもあります。屋外で体を動かして働く仕事であるため汗や汚れの付着は避けられません。
現場監督は汚れることは比較的少ないですが、人を指揮する立場ですので時には現場で共に汗をかくことも必要ですし、もっと効率よく作業を行えないか自らやってみて考えることも必要です。デスクワークと比較すると汚れることは否定できません。
しかしながら、デスクワーク主流の他業種から入社した社員から、「自然の中で体を動かすことで気持ちも体もリフレッシュできている」という意見もあり、屋外の仕事ならではの良い点もあります。
「危険」
平成30年の業種別労働災害発生状況(厚生労働省参考)によると最も労働災害が多い業種は製造業であり、続いて商業、運送業そして建設業となっています。労働災害が非常に多いと思われがちな建設業ですが、関係者の努力により労働災害は以前に比べ格段に減少しています。
今後ゼロを目指すべく、弊社では社長による現場安全パトロール、安全教育、外部講師による安全講習、外部研修への積極参加など行っており、今後もより高いレベルで安全対策を行っていきます。
最後に
若手社員の成長という点に触れたいと思います。
弊社の仕事は短期間で終わる工事は少なく、1つの工事は半年程度に渡る事が多いです。そのため若いうちに、しっかり目標を立て、計画的にそして緻密に物事を進めていく力を鍛えていきます。
また現場では人を指揮し、同じ現場で働く人が安全に効率よく、力を存分に発揮できているか気にかけるなど、リーダーシップが求められます。若手も数年後には工事を担当してもらいます。はじめは教わることが多いですが、あくまで自分がリーダーです。リーダーであるという自負と責任は大きく人を育てます。
特にリーダーシップに関しては一般的に素質であると考えられがちですが、素質ではなく技術です。そのため教わったり、自分がチャレンジすることで確実に成長していきます。
現在在籍している若手社員も工事を終わらせていくたびに、発言内容が自信に満ちていき、多くの人前でも自分の意見をはっきり言えるようになっていくのを目にすると、仕事面だけでなく人間的にも成長していっていることを日々強く感じます。
若いうちは苦労することも多いですが、1つ1つ乗り越えていけるよう会社も強力にバックアップしていく所存ですので、どうぞよろしくお願いいたします。